2004.10.18発行

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＋＋＋英国遍路日記第7回＋＋＋2004年10月18日

　ご報告がすっかり遅くなってしまい、恐縮です。英国ナショナル・トラストでの
今年の遍路展「HENRO2004」は、先月無事終了いたしました。
全7会場、約7か月間にわたる長期の巡回展でした。
日本から、英国から、たくさんのご声援をいただき、心より感謝しています。
本当にありがとうございました！

　今年で4年目になる遍路展では、
開催を重ねるごとにリピーターのお客様に恵まれています。
英国ナショナル・トラスト（以下NT）のイベント情報や地元BBCラジオの告知を聞きつけて、
展覧会だけを目的にNTに来てくださるビジターが多かったのが印象的でした。

　「去年とは違う絵柄を買い求めに来た」「このプロパティ（NT）で彼が働いているの」
そう言って、さまざまな想いを胸に小野の作品を購入してくださる方。
「息子が日本に行っているんだ」「うちのお嫁さんは、日本人なのよ」と
日本を描いた作品や墨絵を購入してくださる方。
お客様はイギリス人のみならず、フランス人、アメリカ人、中国人、インド人と、
本当に国際色豊かでした。

　同時に開催した「墨絵ワークショップ」も例年通り大人気でした。
会場近くの小学校へ赴いたもの、展覧会場でのもの、はたまたガーデン内に特設された
テントでのワークショップなど、NTのプロパティによって様々でした。

　ワークショップは毎回ほぼボランティア・ベースで開催しているため、
日本から取り寄せている色紙や筆が、果たしていつまでもつのか、参加人数が増えるごとに、
正直ドキドキものです。
その墨絵ワークショップ、来週は遍路を離れて、ウェールズの
カーディフ城で開催されることになりました。

　来年の展覧会が始まるまで、遍路以外の活動もご報告していきます。
　今後ともどうぞよろしくおつき合いくださいませ。

　今年の遍路展やワークショップの模様は下記の
「Album:The HENRO 2004 exhibition」でご覧になれます。
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/ono/ono0.htm

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